ホーロー浴槽さび修理(神奈川県横浜市旭区)

このホーロー浴槽は築27年の一般木造住宅の浴槽に出たさび修理です。 ホーロー浴槽のコーナー部分に発生した、さびですので釉薬層にものを当てて釉薬層にひび割れが入った為のさびと言うより、ホーロー浴槽の経年劣化によるさびの可能背が高いさびと言えます。 ホーロー浴槽は確かに樹脂浴槽に比べて長期間の使用が可能な浴槽ですが、基材の熱膨張率と釉薬層の熱膨張率が違う為、ホーロー浴槽のコーナー部分に歪が出来て釉薬層にマイクロホール又はライン上のさびを発生させる原因の一つに挙げられます、基材の鋳鉄又は鋼板の伸び率が0.45ミリに対して、釉薬層の伸び率は0.086ミリと非常に伸び率が低い為、焼け付け塗装をされた釉薬層は伸びずに、基材の鋳鉄又は鋼板が伸びる為、釉薬層にマイクロクラックが四隅に入りその部分より内部に水が毛細管現象で入り込むため基材をさびさせる事となります。 さびの範囲が5cmを超えている場合、基材に穴が開いている事が多々ありますが、通常ご使用では水漏れに気が付かない場合があり、修理を開始して初めて基材に穴が開いている事が解る場合が多くあります。 |
市町村 | 神奈川県横浜市旭区 |
---|
修理範囲 | 16㎝範囲に4か所のさび穴 さびさび穴5㎝1か所・さび穴2㎝3か所 合計4か所のさび穴 |
---|
修理金額(諸経費含む) | 101,870円 |
---|

さびが16㎝範囲内に5か所発生

釉薬層を除去した所基材の鋳鉄に穴が4か所発生しています

穴を塞ぎガラス繊維#450にてライニング処理を行います

ライニング層と既存の釉薬層の高さを合わせ修理箇所の凹凸を極力抑えて塗装下地を作成

浴槽専用塗料を既存浴槽に色を調色し修理面塗装を行います
コメント